【大山】登山初心者にはキツイ! 本音の感想とアドバイス・準備・時刻表・注意点まとめ

登山・アウトドア
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高尾山に慣れてくると、そろそろ次の山、そう思うようになりますよね。

ただ、箱根に行くにはちょっと遠いし高いし、近場でお手頃で、登り易い山ないかなあ

そんな折、「大山」は神奈川県伊勢原市にあるし、都内から近くていい、という情報をよく見るようになりました。

というわけで、挑戦してみたのですが…!!!

本音の感想と、注意点を、初心者目線でお伝えしたいと思います。

この記事で分かること

大山 標高

1252メートルです。

高尾山は599メートル。つまりアップダウンがかなりある山ということです。(ここ、テストに出ます)笑。

アクセス

  • 新宿→小田急線小田原行きで伊勢原駅下車 約1時間 597円
  • 伊勢原駅→大山ケーブル駅行きバス 約30分 315円
  • 大山ケーブル駅→阿夫利神社駅 約8分 往復1120円
伊勢原駅から大山ケーブル駅行きバスは本数が少なく、混みます。伊勢原まではスムーズでも、バス乗り継ぎ、ケーブルカー乗り継ぎで上まで、そこから登山なので時間は余裕を持って

乗り継ぎの注意点

伊勢原駅構内にお手洗いあり。

ただし、のんびりしているとバスに間に合わない場合も。

バス乗り場は「大山方面バスのりば右」の看板方面へ

行動食

改札を出ると正面にはパン屋さん。左にはセブンイレブンがあります

 観光案内所

バス乗り場に行く途中の階段、中二階に観光案内所があります。ここで、こま参道のお店マップなどを手に入れておきましょう。

駅を出ると鳥居がお出迎え。

バスターミナル

大学行きではなく、間違えずに「大山ケーブル行き」のバスに乗りましょう。1時間に2〜3本程度です。私たちは電車で駅に10時に到着し、10時7分発のバスを乗り過ごしました。駅構内のお手洗いに入っていたので汗。次は10時40分発。40分ほどのロスです。

バス時刻表

をここに貼っておきますね。

約20〜30分ほどバスに揺られて、終点「大山ケーブルカー乗り場」に到着です。

帰りの時刻表

ふむふむ、大体、平日は15か45分発が多いようです。

 バスを降りた場所にお手洗いあり

駅で入る時間がなかった方はこちらでも大丈夫。 

観光案内所

ここにもあります。  

ハイキングコース案内図

バス停から、ケーブルカー乗り場までは、参道を15~20分ほど歩く

バスを降りてすぐにケーブルカーに乗れるかというと違います。バス停から約15分から20分ほど、ケーブルカー乗り場までは参道を歩かなければなりません。

参道はなんと階段。こまを数えながら歩いて気を紛らわせましょう

階段ですが両側には土産物屋や定食屋も多く、昔ながらの街並みを見つつ、楽しみながら歩くことができます。もちろん、足元のコマを数えながら。お店に買い物に来るだけでも楽しいですよ。

柿やりんごなど、重いものは登山の前に買うわけにはいきませんから、買い物だけで来る方も多いのでしょうね。

ちなみにこれらのお店は下山した16:30頃には閉まっているお店が多かったです。なので、帰りに買おうと思っても手に入れられないかも。

         

大山ケーブル駅

さて、既に15分の階段でひいひい言ってる間に、やっと大山ケーブル駅に到着です。

右に折れるとケーブル駅ですが、 ケーブルカーを使わず登山される方は直進です。

←直進コース            →ケーブル駅

我々は往復ケーブル駅を選択。   

阿夫利神社

天気が良かったので、眺めを楽しみながら終点、阿夫利神社に約10分ほどで到着します。

神社駅を降り、また階段を登ると御本尊と素晴らしい景観が待っています。房総、三浦半島なども見えるとのこと。

お参りを済ませ、左に向かうと登山口があります。 

こちらで100円をご寄進し、お守りを頂き、自分でお祓いをします。

ではいざ。右を見ると既に急勾配の階段が。全体的に大山は岩場が多く、高低差がある山です。

ハイキングや長時間歩くのが得意な方でも、アップダウンが苦手な方は大変かも。

この岩場! 足元が悪いので、トレッキングポール必需品です!ここを使ってます。安くて便利で丈夫!

御神木

無事を祈りながら、ひたすら頂上を目指します。

富士山

そして大山登山の醍醐味。見晴らしのいい場所で、富士山が綺麗に見えます。既に雪を被ったお姿。

少し遅い時間は陰ってしまったり、見えなくなることもあるので、午前早い時間帯のほうがチャンスは多いかもしれません。

素晴らしい眺めは変わらずです。合間に板の休憩スペースなどもあります。あと一息。

全体的に斜面が急です。本当に登山、という気分が味わえるかも。

頂上

着いた〜!!! 頂上から、見晴らし台に降りて眺めた関東平野がこちら。

ランチは板間で

尾根も綺麗です。ここでブルーシートを敷いて弁当を広げます。といっても、我々はおにぎりや菓子パン、羊羹やチョコレートなど。

隣のパーティは、携帯ガスコンロを持ってきて、熱々のホットコーヒーを淹れていました。羨ましい!

既に外は気温15度。少し休んだだけで汗をかいた体は急激に冷えます。今まで荷物なだけだった上着が役立ちます。なので、登山でコーヒーを沸かすのが本当に美味しいのが分かります!

これが安全で(重要)便利で軽くて、私がいつも山に持っていっているシングルバーナーです。

下山

下山出発は14:35分。12時前後に登り始めましたので、健脚な方は90分との案内でしたが、我々運動不足の女子は2時間35分ほどかかっています。1時間以上も普通の方より多いですね。ということは、下山案内は60分と書いてましたが、それ以上かかるということ。

名残惜しいですが、頂上の社にお参りをして、下山を開始します。

ケーブルカー最終は16:30

案内通り60分で下山できれば間に合いますが、登りで1時間以上多く掛かった我々としては、これは案内通りにいかないことを想定しなければなりません。

行きで綺麗に見えた富士山は既に影になってしまいました。山の中は15時を過ぎると薄暗くなってきます。

岩場の足元が見えづらくなってきますので、もう少し早めに出発したほうがよかったかも、と初心者は次にいかそうと思います。すみません。

そして無事下山しました〜!

阿夫利神社です。こちらの登山道入り口の前にはベンチとテーブルがありますので、そこで一息。

行きはここでお弁当を広げてピクニックを楽しんでいらっしゃる方もいました。登山だけではなく、参拝するだけでも十分楽しめますね。阿夫利神社の階段下には茶屋があり、そばやうどんの軽食、名物豆腐ソフトクリームも売っています。神社脇の天空茶屋のほうは、16時の段階で閉まっていました。

下山は約80分ほど掛かっています。

時刻表

平日と、休日で時刻が違うので、時刻表を貼っておきますね。

ケーブル駅で乗車開始の案内がくるまで待ちます。間に合うように必死で下山していたチームにも行き合い、みんなでほっと一安心。間に合わなかった方はどうするんだろう汗。

ケーブル駅を降りると、こま参道を15分ほど歩いてバス停に向かいます。平日は15分と45分発しかなかったので、ここも早歩き。行きで開いていたお店はかなり閉まっていました。

バスに早めに到着すると座れますが、伊勢原駅に向かう間に満席に。約30分ほどぎゅうぎゅうです。

無事に到着し、汗をかいたTシャツを着替える間もなく、入ってきた電車に飛び乗って帰宅。

まとめ

雑誌やネットでは初心者向け、と大山が出てくることが多いが、体力のない方、本当の初心者にはかなりハード。情報を鵜呑みにしない。

早めに出発すること。ただし、乗り継ぎが多いので、うまくいかないと、かなりの時間のロスも。

高低差があるので、下りで足が小鹿のようになることも。岩場が多く足首をぐきっとしがちなので、トレッキングポールがあるほうが、身を守るために安全。

なお、ケーブルカーは点検日の休業日があるので、運行日程を確かめること。ない場合は下から登ったこともありますが、それもかなりハード。

 

というのが、高尾山の次に大山を登った私たちの感想です

 

それから暫くの間筋肉痛に悩まされるのですが、自然に触れ、富士山を見る爽快感。非日常の気分は何より変え難いものです。

ただみんなで、「次は…もっとアップダウンが少ない山にしよう…」という声が漏れるほど、時間は短くてもハードな印象です。

でももう、次の山の話が出るくらい、楽しかったです。次はもうちょっと早めに出発しようと誓いながら。

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